人工歯のいろいろ。被せもの・詰め物の種類や特徴をご紹介します。
卒業の季節ですね。
卒業アルバムはかろうじてカラー写真だった( ̄∇ ̄)、茨城県古河市のあおき矯正歯科 受付〜お局の高橋~です。
さてむし歯の治療が終わったら、補てつ物(自分の歯の代わりのもの・被せものや詰め物)をしますね。
この補てつ物にはいろいろな種類があります。特に今は美しさや機能性を求めて、セラミックなどで治療することも多いです。
今回そんな補てつ物をご紹介します。
↑これはe.max(イーマックス)です。どれが本物でどれが補てつ物か分かりますか?
まずは補てつ物とは何でしょう?
↑左はクラウン(被せもの) 右はインレー(詰め物)です。
虫歯や歯周病などによって失われた歯の役割を補うために、人工的に作った歯のことです。義歯(入れ歯)やインレー(詰め物)、クラウン(被せ物)、ブリッジ、そしてインプラントも、その範疇になります。
あおき矯正歯科では主に下記の材質が中心です。
.フルジルコニア
.メタルボンド(セラミック+金属)
.ハイブリッド(ハイブリッドセラミック+金属)
.e.max
.ゴールド
ご本人のご希望やお口の状態・アレルギーなどによって、治療内容や使える材質は変わります。
では、もう少し細かく調べてみましょう。(当院での治療メインで調べています)
金属を使わず人工ダイヤモンドにも使う美しさ/ジルコニア
↑ジルコニアクラウンです。
特徴
人工ダイヤモンドにも使われる美しさと強度を持ちます。
主に臼歯部のクラウン(被せもの)で使われることが多いです。
メリット
.幅広い治療、設計が可能
.自然な見た目(審美性に優れる)
.金属を使わない
デメリット
.保険が使えない
.食いしばりによって割れる可能性がある
.歯を削る量が少し多め
費用
約125,000円
審美的に長い歴史と実績がある/メタルボンド
↑メタルボンドクラウンです。
特徴
歯の支台に合わせた金属の外側にセラミックを焼き付けた補てつ物です。
支台に金属を使っていたり、変色している歯に使用する際、自分の歯に限りなく近づけることができます。
メリット
.審美性に優れている
.変色がなく自分の歯と同じ色調が保てる
.耐久性がある
デメリット
.保険が使えない
.金属を使うのでアレルギー反応が出る場合がある
.金属の価格変動がある
費用
約143,000円
柔軟性があり噛み合わせにやさしい/ハイブリッド
↑ハイブリッドクラウンです。
特徴
歯の支台に合わせた金属の外側に、セラミックとプラスチックをミックスさせたものを接着させた補てつ物です。
プラスチックの粘りが噛み合わせにやさしいと言われます。
メリット
.天然歯と同じくらいの強度
.比較的安価である
.前歯にも奥歯にも使用しやすい
デメリット
.保険が使えない
.他のセラミック治療と比べ汚れがつきやすく変色しやすい
・金属の価格変動がある
費用
約116,000円
透明感のある次世代のセラミック/e.max
↑e.maxインレーです。よーく見ないと分かりません!
特徴
スイスで開発された次世代のセラミックと言われています。
丈夫なうえ、支台に金属を使わない天然支台(自分の歯)だとより自然に仕上がります。
メリット
.透明感のある歯を再現できる
.金属を使わない
.むし歯になりにくい
デメリット
.保険が使えない
.クラウンの場合割れる可能性がある
.3本以上のブリッジはできない
費用
約110,000円
適合性が良くむし歯になりにくい/ゴールド
↑ゴールドクラウンです。
特徴
金合金などの貴金属を使用した補てつ物です。
適合性が良いため、歯と補てつ物との段差や隙間が小さいので虫歯や歯周病になりづらいです。
また、万が一再治療の場合材料を繰り返し使用できます。
メリット
.親和性があるので噛みしめる人にお勧め
.材料を繰り返し使える
.むし歯のリスクが低い
デメリット
.保険が使えない
.金属の価格変動がある
.金属アレルギーの方には使えない場合がある
費用
約114,000円
状況に応じて違う素材を使用することもあります。
どんな補てつ物を作るか歯科医師とよく相談をしてください。そしてご自身に合った美しく機能的なお口を手に入れてください。
協力
あおき矯正歯科 歯科技工士 中村洋子
ジャストデンタルサービス 歯科技工士 辻崇
参照
歯とお口をテーマにミュゼホワイトニングがお伝えします!( https://musee-white.com/column/list/dr/ceramic/)
コンパスクリニック (https://www.compass-dc.jp/)
あおき矯正歯科